にがい世界が生んだナミダを、あまねく地上に降らし降らし、あまいドロップスで満たすのだ。
戦乱つづく街。首都に鎮座する通円堂を預かる権力者・帯刀(たてわき)の庇護のもと、清日古(きよひこ)は鐘撞き人として外界に出ることなく同じ日々を繰り返しながら暮らしていた。
ある日、街に踊り子の集団が流れ着く。
その中にはひときわ艶やかな光を放つ女がいた…。
翡翠(ひすい)と名乗るその女の存在は、帯刀とその弟子の玄、清日古、そして警備隊長の陽光(はるみつ)らの人生の歯車を思わぬ場所へと運んでゆく…。
鶴屋南北「金幣猿島郡」とヴィクトル・ユーゴー「ノートルダム・ド・パリ」を融合させた新たな現代劇として生まれ変わる「ナミダドロップス」、書き下ろし新作上演。
脚本|藤倉梓
演出|市川青虎
音楽|SADA
スーパーバイザー|市川猿之助
原作|鶴屋南北「金幣猿島郡」/ヴィクトル・ユーゴー「ノートルダム・ド・パリ」
出演者(五十音順)|
穴井豪/石橋正次/石橋正高/市川郁治郎/市川猿之助/市川喜介/市川笑猿/市川翔三/市川翔乃亮/市川段之/市川段一郎/市川三四助
市瀬秀和/嘉島典俊/下川真矢/下村青/大知/立和名真大/松原海児/松雪泰子
主催|京都芸術大学 舞台芸術研究センター
企画|猿之助と愉快な仲間たち
制作|(株)WISTERIENCE
制作協力|韻夏
公演の最新情報は京都芸術劇場webページをご確認ください。