1年間に100本以上の講演依頼を受け、
大学では、
「
まずは、20時00分に点火されるのが、
大学から最も近くに見える、「大文字」(東山如意ヶ嶽)です。
点灯まもなくの様子です。
そこからしばらくすると……
つづいて、20時10分に点火するのが、
続いて、20時15分に点火するのが、
「船形」(西賀茂船山)
そして、同じく20時15分に、「左大文字」(大北山)、
20時20分に、「鳥居形」(嵯峨鳥居本曼荼羅山)が、点火します。
「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」
で、五山。
京都造形芸術大学からは、鳥居形を除く四山を見ることができます。
これは、毎年のことながら幸せなことだなと思います。
300年以上も続く、京都のお盆の行事。
お盆に迎えた先祖を、送り火の煙にのせて再び送る伝統的な行事です。
こういった伝統が、自分の肌に近いところで行われているという幸せ。
五山の送り火に限らず、京都というのは、その伝統文化が自分の生活するすぐそばにあることが最大の魅力です。
こういう感覚が、自分の身体感覚にあるかないかで、
人生の豊かさが大きく変わると思うのです。
情報量が劇的に増えた現代。
めまぐるしく変わり、消費される新しい情報を追うことには、
長い目で見ると意味がない時代とも言えるかもしれません。
そういう時代だからこそ、
人々が大切に守り抜いてきた文化や芸術に触れることが強さを持って来ると信じています。
「古都京都で芸術を学ぶ」
この意味がきっと、世界の中でも再認識される時代が、
もうすぐそこまで来ています。
そんな五山の送り火が終わると、京都では、
「あぁ、夏ももう終わりどすなぁ」
と浴衣姿のキレイな女性が果敢なげに口にする。
そういうところまで絵になりますね。
卒業生のみなさんも、「なぜ、学生時代に見ておかなかったのか」と卒業してから悔やむ方も多いようです。
卒業生のみなさんを対象にした企画も今後は準備していければと考えています。
1年間に100本以上の講演依頼を受け、
大学では、
「